
ミラートレーダーに初めて挑戦する人にとって、それを始める理由といえば、「負ける」というリスクを回避したいからという点が挙げられると思います。
今回は、そんなシステムトレードにおいてリスクを回避することはできるのかどうかを考えてみます。
ミラートレーダーを始める理由としては個人によって様々でしょう。
しかし、どんな人にも共通する目的といえば、収益を儲けることです。
ミラートレーダーを始めることで、手動売買ではきちんと実行することが難しいとされるリスク管理が行いやすいシステムになっているため、より収益を稼ぎやすくなります。
楽して稼ぐことは無理だとしても、リスクをコントロールすることは可能です。
大きく損する危険性を下げるために、FX取引で成功の実績を収めたいと思っている人大河ミラートレーダーに挑戦するのです。
リスクは避けられるのか?
ミラートレーダーでリスクは、少なくとも手動売買の場合よりは避けることができます。
売買の判断を下すのはストラテジーと呼ばれるコンピュータープログラムであるため、エントリーはもちろん、利食いや損切りの決済注文を発注するのもストラテジーの仕事です。
したがって、人間が注文を出すかどうかを決めるわけではないため、決済注文を先送りすることによって増大するリスクを回避することができるのです。
このようなことから、ミラートレーダーではストラテジーに沿った売買戦略が実行される仕組みになっていることで、理想的なリスク管理が実行されるのであります。
求められているリスク管理さえしっかりと実践されれば、損する危険性を最小限に抑えることができます。
手動売買では、特に損切り注文を先送りする例が余計にリスクを増やす原因となるが、ミラートレーダーではそのような例は出ません。
したがって、ミラートレーダーというシステムトレードを利用することによって、裁量トレードの手動による取引よりもリスクを避けることは可能なのです。
それでもリスクは存在する
ただし、ミラートレーダーにおいても元本割れや損失のリスクがないわけではありません。
少なからず、手動売買と同じように口座残高が下落する可能性はゼロではないのです。
必ずといっていいほど、誰もが損失を経験する場合に遭います。
また、その経験をするのがいるになるのかや、その規模がどれほそのものになるかは誰にもわかりません。
ミラートレーダーに挑戦することによって、自分の行動上の原因でリスクを増大させる場合については避けることができるのは確かです。
つまり、必要以上にリスクを取らずに済みます。
しかし、あくまでもミラートレーダーは余計な危険を冒さないための手段でしかありません。
相場の価格の変動による損失を避けるためのツールでは決してないです。
したがって、完全に100%リスクを回避することは不可能です。
よって、もしミラートレーダーに挑戦するのであれば、十分に負ける可能性を視野に入れたうえで挑まなければなりません。
最低限以上に安全性を手に入れることは不確実性が含まれる投資の世界では無理な話であるため、リスクを正しく理解して、さらに「負けた時にはどうするのか」や「どうすれば負けてもダメージを抑えることができるのか」といったことを考えておくことが重要ではあります。